PLAC-1001  ¥3,000. (税込)
制作・発売元:有限会社プラネットアーツ
2004.3.3 release
1. トネリコの樹のまわりで
2. フェイド (Fade)
3. キアズマ (Chiasma)
4. 名前のない日
5. 風 の 谷
6. Never say enough
7. Between the sky and the clouds
8. Wild boar
9. Nymphe (水の精)

金子 飛鳥(Violin, Vocal, Bowed Psaltery)
塩谷 哲(Piano)
フェビアン・レザ・パネ(Piano)
山下 洋輔(Piano)


「飛鳥と3人の素晴らしいピアニストとの待望のデュオ・アルバム!」


アルバム販売に関する情報はプラネット・アーツ(03-5428-3211)まで
お問い合わせください。視聴はプラネット・アーツHPでどうぞ。



[Askaのアルバム裏話]

心地よい我が家から冒険にでてみたのが、初のduoアルバムです。何人かでこねあい形にするアンサンブルとは対極にあるような一触即発の自由な関係性。ずいぶん前から「betweenness-間にあるもの」というキーワードを心の中であたためていました。まさしく、それをかかげられるアルバムだと企画の段階で全体をつらぬくコンセプトイメージができあがっていたのです。(これは私にとって珍しい)

それにしてもこのレコーディング、実はいままでのアルバム制作でもっとも生みの苦しみを味わいました。(でも終わりよければすべて良し!?)

その1:今回初めて、仕事で出会い尊敬していた森本八十雄エンジニアとソロアルバムで組みました。「何か音がめらめらしてる感じがする」「めらめらってどういうこと?」「えーー、、、銀のケーブル使った時のめらめら感、、、」「????」自分の言葉を感性のまま放つのではなく、どう話せば伝わるのか、といったことを深く考えながらずいぶん左脳のエネルギーを使いました(笑)。
また組む以上は森本さんの音的信念も大事にしたい、けれどどうしても1曲、彼の信念「顔のはっきり見える音」に反して希薄に音をつくりたかった曲がありました。「演奏者の顔が見えず、空気や光でありたい!」と。そう、パネさんの曲です。録音の終わったテープを聞きながらこれでは駄目だ、演奏も音作りも実感がありすぎる、と悩みに悩み、皆に迷惑がかかるのを承知で勇気をふりしぼりやり直しをお願いしました。結果は?おかげさまで!!!!ありがとうございました。(考えてみると、エンジニアは全体のバランスも考えながらの作業ですから森本氏も生みの苦しみを私以上に味わったかもしれません。。。。そして、その一部始終聞きながら忍耐強く暖かく見守り、かつ曲を知り尽くしていたアシスタントエンジニアの菊池さん!ほとんど一発ライブ録音のようなのですが、「どうしてもやりなおしたいところがある」、と言うとたいてい場所をわかっていて、悟られたか!(笑)音楽を楽しみながら深く演奏者の立場で入り込んでいてくれる彼の的確な耳と感にたよるのでした。ありがとうございました。)

その2:身体も今までの人生の毒出しの期間にあたったらしいのです。前兆はパネとのレコーディング日。突然体中にジンマシンが、、、ついにどうしようもなくなり救急病院へ行き点滴。こんなことは人生初めて。それにしても担当医師が「あれ?おかしいなあ。入っていかないぞ。ごめんなさいねー痛いかなー」と子どもに言うように話しかけながらブスブス注射針をさし直す。大丈夫かな、、、点滴で空気入れられて死んだりしたくない、、、と不安に。何日もあざが残って痛かったです。練習台になってしまいました。注射って看護婦さんの方が上手なことが多いですね、、。この時期、西洋医学的にはまったく原因不明ではありましたが、ヴァイオリンを弾いている時以外這ってトイレにいくような状態でした。でも不思議と楽器だけ弾けるのです。オーラ整体、中国医学クリニック、鍼、気功整体の先生方のおかげで、この魔の3ヶ月を乗り切り、毒出しが終わるとうそのようにすっきり元気になりました。レコーディングが進むとともに、自分自身がどんどん変化し癒され意識がクリアーになった不思議なアルバムです。

浜松中田島砂丘でのジャケ写の日、雲一つなく ピーカンに晴れてしまってカメラマンの加藤さんが困っていました。ところがいざ浜で撮ろうとした時ちょうど美しく雲が!今だ!天に感謝。加藤さんもmotherで知りあった大好きなカメラマンです。奥様とのデザインチームワークはさすが、目指した強さと柔らかさが見事に表現されて気に入ってます。ところでサッカーファンの加藤さん、前回のワールドカップの時テレビに映った観客席に姿を見つけてしまい思わず叫んでしまいました。まさか06年にドイツへ行ったりしませんよね?